脳脊髄液減少症
何年たったか、
なんだか長かったような、それでいて、時が止まっていたような。
立ち向かうことすらわすれてしまう、成すがままの、仕方ない状態。
どこも悪くないように受け止められて、かわらないと言う感覚的なずれ。
周りの人の時間は、それまでと変わらず、ときが流れている。
「お正月、実家に帰ってね。たいへんだったー。」
「実家どこ?」
優しい人で、そんな顔であからさまに反応するような子じゃないので、
すぐに自分でも、(あら?)と内心思い、
「え?近くじゃなかったんだっけ?OOの前のところじゃなかったっけ?
あそこは、旦那さんの実家だったけ?」
「??????」
彼女、「前に話したよ、盛り上がってOOとかの話したやん。」
「へー???ごめん、そうだったっけ。
ホント?ごめんね、覚えてないよ。」
(自分でも悪気はないし、ただのバカって状態じゃない?)
最近のことは、すぐ忘れているらしいんです。
私の場合、もとの健康なからだに戻れないかもと思う、喪失感からの
かるい欝の始まりだといわれました。
半年から1年はまだ飲みつづけてみるつもりで覚悟しました。
何度も何度もいままでだって、かんがえてきたけれど。
薬も利いたのだと思うけれど、
脳脊髄液減少症になって以来、初めて、今月、調子がいい。
パニック症状、些細なことでの激しい動悸、朝のだるさ、ひたすら続くねむけ、
離人症、あちこちの筋肉のひくひくするけいれんなど、など、
ほとんど感じないほど、調子はいいようです。
ここに来て、ようやく自分がもどってきたかなー。
と思えています。
元気な赤い色。
神経が、イガイガしていたけれど、
いまはちゃんとみれます。
皆さんも、ありのままに。