桜餅
春になると、もち米を炊いて、桜餅を作ります。
前の年の庭の桜の木の若葉を、塩漬けにしておいたもので、
小さなガラスのタッパに、塩と、桜の葉を交互に重ね、冷蔵庫の隅で1年間。
何年かこれを続けて楽しみに、桜餅を作ります。
今年は、しまっておいた食紅が探せず、白い桜餅になりましたが。
(その数日後に食紅を、発見。探しものって、いつもこんなかんじで、タイミングが悪い。
タイミングが悪いから、探し物なのでしょうけど。)
おはぎのように半殺しで、もち米をすりこ木で突き、
あんをつつんで、塩抜きをすこしした葉でくるみます。
手作りならではの、暖かいもちに温められた桜の葉が、
部屋中に、桜のいい香りを、ばら撒いてくれ、
こどもたちがよってきて、覗いていきます。
塩漬けした塩も、葉の香りがするので、お肉や、お吸い物などに
しっかり使います。
春になると、食べる楽しみの尽きない我が家です。