前進 焼き菓子
スポンジをはじめて作りました。
もちろん以前、一緒には何度も作ったことがあるけれど、
今回は、またもや母台所立ち入り禁止になり、いちからやってみるのだそうです。
生クリームを買っておいたから、張り切っているのです。
ばね式のふるい機は、粉を入れるのに、口が細いだろうから、
ざるで紙をひいてふるうように、といいました。
スポンジがやきあがっていて、
「頑張ったね、できたんやね。」
と、ねぎらいの私の言葉への返事が、
「焼き菓子が出来んと、パティシエにはなれんけん。」
・・・(ほーそうかい!。焼き菓子と来たかー。)
「絞り袋で生クリーム絞ってみるね。」と途中かなりうれしそうに報告に来た。
そしてまたしばらくして、「できたよー。」
とのこと。
「すごーい。一人で出来たね。」
「途中おにいちゃんが手伝いに来た。」
お兄ちゃん「僕もやりたかったけ、手伝った。」
(そーかい、そーかい)
(しかもようやく誕生日におねだりした大理石の回転台の登場だよー。)
皆で囲んで盛り上がってたべた。
皆気が付いてると思うけれど、誰も言い出さない。
(ほ・・。あんたの結論は正しいよ。気づいてくれてよかったー。
ひとつ偉くなったね。)
「ちょっと、硬いね。」と、娘。
「いや、甘さちょうどいいし、おいしいよ。」と、私。
「今度、また作ってみるね。」(めげずにがんばれ。)
結局、スポンジはかなり硬めで、気泡がむらになってしまったケーキだったけれど、
本人にとっては、きっといい経験と、自信になったことだと信じて。