おばあちゃんの形見 袋帯 リメイク ご袱紗 刺繍やビーズをつけて
着物をよく着ていた祖母が、定番中の定番、季節柄の帯を、
頻繁に締めてようで、かなり糸がすれ、
織り糸が切れているところもありました。
名古屋帯にされ、ずいぶん色もあせ、くったりとしていました。
何かにしようと眺めていましたが、
色あせているので、状態のよいところだけをとり、
色をつけるために、刺繍と、アクセントに、ビーズをつけてみることにしました。
子供の頃、はまっていた私は、時間がかかる作業に乗り気になれず、
なんとなく時代に乗り遅れていました。
そんな気がして。
ビーズ刺繍。
針に糸を通し、刺せるビーズの穴の大きいものだけを、
気分に任せて、くっつけて見ました。
少し地味なお太鼓の部分に少し柄の入った紺色の名古屋帯を、
あわせて。
毎日のように病室に来てくれ、
休みの日にまで、わざわざ寄ってくれました。
刺繍と、ビーズをつけて、おなじものを作り、お礼にとあげました。
(たいしたプレゼントにならないかな、使ってくれないかもなー。)
と思いつつ。
「どうしたの?」の問いに、
「おばあちゃんの、形見らしいもの何も持っていなかったから。」
との返事。
従妹は小さい頃から、祖母と一緒に住んでいました。
私は大きくなってからだったけれど、
彼女は、生まれた時からだったので、おばあちゃんの思い出も沢山だったんだな、
と改めて、ジーンとしてしまいました。
捨てられなくて済むのにと、改めて感じました。
岡垣サンリーアイカルチャークラブ (ファッションソーイング教室)
Comments 14
TROIS とろあ
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shellymaronさんへ、キャスケッット拝見いたしました。職業用ミシンで縫っていらっしゃるようで、うらやましいです。お互い頑張りましょうね。
shelly
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初めまして!だいぶ前のブログにコメントしてすみません・・・。あまりにも作品が素敵だったので・・・。凄く私好みです。♪
またお邪魔させて頂きますね。
TROIS とろあ
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予想に反して、喜んでもらえて、よかったです。
友ちゃん
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いいお話です。彼女にとっては何物にも替えがたい物だったんですね。
TROIS とろあ
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akiraさんへ、借金の方に売り飛ばしちゃってかわいそうです。
おばあちゃんぐらいの古いものは手が凝っている、よいものが多いみたいです。職人さんが頑張っていたからですかね。
TROIS とろあ
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Tommyさんへ、こういう柄は意外ととしをとって、地味な着物でも合わせられるようで、重宝するみたいです。
TROIS とろあ
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mahaloさんへ、祖母の残してくれたものは、いいものが多く、好みも似ているので、自分も残すならよいものをと、思ったりします。安物買いの銭失いになりがちですよね。
TROIS とろあ
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あけみさんへ、せっかくの着物は、なるべく着物のままで着たいものです。着付けを習いたいのに、普通よりでかい私は、着れる着物がなかなかありません。どうしても着る機会が無いのなら、いつも見につけていられるものに、なるといいですね。
あきら
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着物って本当にいいよねえ~。母のは全て親父が借金の方に
売り飛ばしちゃって( ゚ω゚):;*.':;ブッ 無いんだけど
祖母のはあったかなあ・・・?ぜひ形変えて残したいよね
tommy
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時代劇の・・・お姫様の帯に・・・あるような^^
mahalo
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読んでいて私までジーンときちゃいました。思い出と一緒に、消えることなくずっと手元に残りますね。
あけみ
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私も亡くなった母が私のために作ってくれた着物があるのですけど、一度も手を通した事がないんです。
こんな風に使えれば、母も喜んでくれるかな・・・
TROIS とろあ
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ちぇりーママさんへ、もったいないって、捨てられないだけかな。後なんでも捨てて、ごみにすると、地球がかわいそうだからね。
ちぇり~ママ
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素敵なプレゼントとお話ですね。
別の形で使えるようにできるなんてスゴイと思います。
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